満ちる“私”に還るスピリチュアル・ヒーラー

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カマキリあるいは「偉大な魔法使い」

我が家の植木のどこかに毎年カマキリが産卵しているらしく、春になるとミニサイズのカマキリ達が、朝の水遣りの度に慌てて逃げ回る光景が毎年恒例になっています。

紫陽花と少年カマキリ
赤ちゃんから少年に成長した頃

晩春、夏、秋と少しずつ成長していく姿も所々でお目にかかり、冬の声が聞こえる頃には茶色い形になってまた姿を現してくれるカマキリさん。
今年は見事な脱け殻を見せてくれたり、(家の近くではないけれど)掌に乗ってきてくれたり、先日には初めて分かりやすい場所に卵を産み付けてくれたりと何かと交流(?)が多く、ふと気になってカマキリからの「スピリチュアルメッセージ」を確認してみました。

中には(カマキリが多産なことから)「カマキリを見かけると妊娠が近い」というようなものもありましたが、私の感覚でピンと来なかったものは外していますので、ご了承ください。…自分のための覚書に近いもので恐縮ですが、興味のある方は読み進めて頂ければ幸いです。

大人のカマキリ
お食事後らしいところ

前脚の腿節から先の部分が太く変形してできた鎌を備えるカマキリ。これは「鎌で切る」から文字通り「鎌切り」になったという説と、「鎌を持つキリギリス」から由来するという説があるそうです。
(現在ではカマキリとキリギリスは別々に分類されています)

学名のMantodeaはギリシャ語のMantidaeに由来し、
占い師、預言者、僧侶という意味です。
両腕をあわせ折りたたむ姿勢と下半身をすっぽりと覆う長い翅が、
長いローブを羽織り、祈りを捧げる僧侶のように見えることから
英名では「Praying Mantis」(祈る僧侶、預言者)とも呼ばれます。


日本でも地方によって祈り虫とか拝み虫という呼び方があります。
斧虫と呼ばれることもあるそうです。

<世界の言い伝え>

古くからヨーロッパ南部では迷子の子供はカマキリが家の方向を指し示してくれるという言い伝えがあったり、イスラム教徒の人々はカマキリはいつもメッカの方向を向いて祈っていると考えていました。

アフリカでは、別名「偉大な魔法使い」と呼ばれ、普通の生き物とは一線をかくした扱いを受けています。
アフリカの先住民のカラハリ・ブッシュマンは、カーングという創造主をカマキリの姿で描きました。カマキリはこの世に現れた最初のブッシュマンだったとされているのです。だから、この虫が家に入ってくると、先祖神が訪ねて来たと信じて丁重に扱いました。

ギリシャでは、約200個もの卵を秋になると産み付けることから子宝の象徴とされました。カマキリは昆虫の中でも多くの卵を産むことで有名で、その卵やカマキリそのものを見かけると、将来子宝に恵まれると喜ばれたそうです。

一方で、ギリシャ神話には交尾時の共食い(することがあるという話)が与える印象から派生して、メスカマキリを意味するエンプーサという夢魔が登場します。

<蟷螂の斧>

韓詩外伝に次のような故事があります。斉国の君主だった荘公はある日馬車で出掛けますが、道の真ん中に一匹のカマキリがいて、逃げ出すことなく前足を振り上げて馬車に向かってきました。荘公はその勇気を賞し、わざわざ馬車の向きを変えさせてカマキリを避けて通りました。

国君が一匹の虫に道を譲ったこの故事は日本にも伝来し、カマキリは勇気ある虫とされ戦国期にはカマキリの立物を取り付けた兜がつくられたそうです。

*ただし現在の日本では意味が転じ、己の無力を知らない無謀さを揶揄する場合に用いられます。

<祇園祭の蟷螂山鉾>

京都の祇園祭でもこの故事を元にした「蟷螂山」という山鉾があります。

その起源は南北朝時代で、足利義詮軍に挑んで戦死した京都出身の公卿、四条隆資(1292~1352)の戦いぶりが「蟷螂の斧」のようであったことから、卿の死後25年目の永和二年(1376)、四条家の御所車にその蟷螂(カマキリ)を乗せて巡行したのがはじまりと言われます。 

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祇園祭の中で唯一、カラクリ仕掛けで動くカマキリが載っていますが、ここでは「神の遣い」として扱われています。

またカマキリは雪が積もるであろう高さより上に卵を産み付けることから、古くから予知の能力があるとされました。かつてはこれを実証する研究もなされましたが、その後雪に埋もれるカマキリの卵も多数観察されているようです。

こうして見てみると、獲物を狙うあのポーズに 昔から人々は色々な意味を見出してきたんですね。

<鎌は怖いけど・・・>

カマキリを見かけると、その鎌で困難を切り開き、乗り越えられるように導いてくれるという言い伝えがあります。

確かにあの大きな鎌なら、嫌な出来事もあっという間に解決してくれそうです。

実際のカマキリが、この鎌で獲物を捕まえる速さは0. 05秒。

この鎌をもし人間が持っているとすれば3トン以上の力になるそうで、とてつもない破壊力と速さです。

<抜け殻を見ることにも意味がある>

一方カマキリの抜け殻には「進化の象徴」という意味があります。

カマキリが脱皮するのは自身の新しい段階を迎えるためです。

カマキリの脱け殻
ある日植木鉢にのこされた抜け殻

このため抜け殻を見た人も、近いうちに人生の新しい段階を迎えたり、今抱えている問題が良い方向に進展したりすると捉えられてきました。
冒頭でお伝えした通り、我が家では今年初めてカマキリの抜け殻を見せてもらい、見える場所に卵を産み付けてもらいました。どんな意味があるのかないのか、楽しみにしておきます。

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